市場調査データの扱い方

市場調査で集めたデータの扱い方

市場調査で集めたデータの扱い方 企業が必要な情報を集めるために市場調査を行った後には、集計したデータ営業上かなり重要なものなので、十分に活かす必要性があります。
社外秘にすることは勿論のこと、誰でも閲覧できる状態にすることは望ましくありません。
商品を製造販売するようなメーカー企業の場合は、商品企画を行う部署、関係する営業や上層部に限って閲覧できるように、厳重な扱い方が必要ではないでしょうか。
市場調査の結果として、データの選択内容は企業により異なりますが、簡単な事例では消費者が好むデザイン、消費者が好むカラーリングなど人気の順位を分かりやすくグラフ化した扱い方をすることで、製造ラインで作る商品の数量を決定することができます。
不人気なデザインで不人気なカラーリングのものは排除すること、好むデザインと人気カラーの数字が分かれば色別に製造数を決めることにより、不良在庫を抱えてしまうことが無くなるメリットや、逆に人気商品の在庫切れを起こしてしまい、チャンスロスを発生させてしまうことも無くなります。

市場調査で活用できる無料で手に入る統計データ

市場調査で活用できる無料で手に入る統計データ 市場調査を行う時に大いに活用したいのが無料で活用できる統計データです。
経済産業省のWebサイトでは、鉱工業指数・製造工業生産予測指数などのデータを無料で入手出来て、特に経済産業省生産動態統計調査は、鉱工業生産の動態を把握すれば経済の見通しや動向の分析、業種動向分析などの基礎資料として使えます。
総務省のサイトでも、国勢調査・人口推計・科学技術研究調査・経済センサスなど色々な国内のデータが手に入ります。
科学技術研究調査だと科学技術に関した研究活動の基礎的情報がわかり、経済センサスは蚕業分野別に売上金額などが把握できます。
中小企業庁では、中小企業白書・中小企業実態基本調査・中小企業の企業数・事業所数などがあります。
中小企業白書は中小企業のIT投資への取り組み状況、海外展開状況などが把握できるので市場調査として資料作成などにも役立ちます。
日本政策金融公庫だと、中小企業動向トピックスや中小企業の経営等に関する調査などが入手できます。
製造業設備投資動向調査結果の中の目的別設備投資動向からは、業種別に設備投資の目的も把握出来て今後の戦略を立てるときに参考になります。